はじめに
2016年から2020年といえば、映画界にとって「大きな変化の5年間」でした。
・MCU(マーベル映画)の大ヒットでアメコミ映画が社会現象化
・ホラー映画が「社会派」や「心理派」として進化
・アニメでは『君の名は。』をきっかけに日本発作品が世界で注目
・配信サービスの台頭で「映画館で観るべき作品」と「お家で楽しむ映画」の境界が変化
この記事では、この5年間の名作をジャンル別にわかりやすく紹介します。
「難しい映画評論」ではなく、ライトに楽しめる内容でまとめていますので、気になる作品をぜひチェックしてください!
🎬 アクション・ヒーロー映画編

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
マーベル映画の集大成!10年以上続いたヒーローたちの物語に涙する人が続出。
アクションだけでなく「ヒーローの人間ドラマ」が深く描かれ、映画館では号泣と歓声が入り混じりました。
「映画館で体験すること自体がイベント」だった1本です。
『ブラックパンサー』(2018)
アフリカ文化を前面に出し、マーベル初の黒人ヒーロー映画として歴史的意義を持つ作品。
音楽やファッションも独自の魅力があり、ヒーロー映画の枠を超えて「カルチャー」として世界を熱狂させました。
『ワンダーウーマン』(2017)
女性ヒーローが主役の大作として話題に。
戦うだけでなく「愛と勇気」をテーマに描き、ヒーロー映画に新しい価値観をもたらしました。
『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)
キアヌ・リーブス演じる最強の殺し屋がひたすらカッコいい!
銃と格闘を組み合わせた独自のアクションは「ガン=フー」と呼ばれ、アクション好きにはたまらないシリーズです。
🎭 ドラマ・ヒューマン映画編
『ラ・ラ・ランド』(2016)
夢を追う男女の恋と別れを、歌とダンスで描いた切ないラブストーリー。
華やかさと現実の残酷さが同居するラストは、多くの人の胸を打ちました。
『ムーンライト』(2016)
人種、貧困、セクシュアリティをテーマにした深い人間ドラマ。
静かな映像美と感情表現が美しく、アカデミー賞作品賞を獲得しました。
『グリーンブック』(2018)
黒人ピアニストと白人運転手の友情を描いた実話ベースの感動作。
シンプルに「心が温まる映画」で、幅広い層におすすめできます。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)
レオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピットが共演したタランティーノ映画。
60年代ハリウッドの空気を感じられる映像と、ユーモアある人間模様が魅力です。
👻 ホラー映画編

『ゲット・アウト』(2017)
ホラーでありながら「人種差別問題」を巧みに取り込んだ衝撃作。
ジワジワ迫る恐怖と、社会派テーマのバランスが絶妙です。
『アス』(2019)
「自分そっくりのドッペルゲンガーに襲われる」斬新な設定のホラー。
意味深な映像と社会的メッセージがあり、考察好きに人気です。
『クワイエット・プレイス』(2018)
音を立てたら即アウト!というルールの中で家族が必死に生き延びる物語。
シンプルな設定ながら、緊張感が途切れない傑作ホラーです。
『ミッドサマー』(2019)
真昼の太陽の下で進む「明るいホラー」。
北欧の村で起こる狂気の儀式は、観る人を強烈に不安にさせます。
🎨 アニメーション映画編
『君の名は。』(2016)
新海誠監督の代表作。地方に住む少女と東京の少年の不思議な出会いを描き、日本中で社会現象に。
映像美と音楽(RADWIMPS)が完璧に融合し、国内外で大ヒットしました。
『天気の子』(2019)
「天候を操る少女」と出会った少年の青春物語。
現代社会のリアルな問題(気候変動、都市生活)とラブストーリーを掛け合わせています。
『リメンバー・ミー』(2017)
メキシコの「死者の日」をテーマにした感動作。
音楽と家族愛がテーマで、最後は涙が止まりません。
『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)
コミックの世界観をアニメで完全再現した革新的な映像表現。
スパイダーマンが複数存在するマルチバースの物語も斬新でした。
🚀 SF・ファンタジー映画編
『ブレードランナー2049』(2017)
80年代の名作を引き継いだ続編。美しい映像美と哲学的テーマで「SFの芸術」と呼ばれました。
『メッセージ』(2016)
突如現れた宇宙人と「言語」を通じて交流する物語。
静かで知的なSFとして高評価を得ました。
『TENET テネット』(2020)
時間が逆行する世界を描いたクリストファー・ノーランのSF。
頭が混乱するほど難解ですが、映像の迫力は圧倒的!
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)
賛否両論を巻き起こしたスター・ウォーズ続編。
「伝統と新しい解釈のぶつかり合い」が議論を呼びました。
まとめ
2016〜2020年の映画は「多様性」と「進化」がキーワードでした。
・ヒーロー映画が世界的文化に
・ホラーが社会問題を映し出す新しい形へ
・アニメが国境を超えて愛される存在に
・SFが映像と哲学を融合して深化
この時代の映画は、ただの娯楽を超えて「社会や時代を映す鏡」だったといえます。
映画館での体験が一つの祭りのように盛り上がった最後の時期でもあり、配信サービスの普及で新しい映画文化が生まれる直前の「黄金期」でした。
🌟 泣ける映画ベスト5(2016〜2020)
- 『ラ・ラ・ランド』(2016年)
恋と夢の両立の難しさを描いた切ないミュージカル。ラストの「もしも…」のシーンで涙腺崩壊。
→ カップルで観ると感情移入度が高く、鑑賞後の余韻がすごい。 - 『リメンバー・ミー』(2017年)
家族愛と死者の国をテーマにしたピクサーの名作。エンドロールが流れるころには必ず泣ける。
→ お子さんと一緒に観ても安心、家族全員で楽しめる感動作。 - 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016年)
深い喪失感を抱える主人公の心情を静かに描く。リアルすぎて胸が苦しいほどの涙を誘う。 - 『グリーンブック』(2018年)
人種差別という重いテーマを扱いながら、最後は心が温まる友情物語。
→ 観終わった後に思わず「いい映画だった」と言いたくなる一作。 - 『天気の子』(2019年)
新海誠監督の青春ファンタジー。未来を選ぶラストに共感して涙する人多数。
😂 笑ってスッキリ!コメディ映画ベスト5
- 『デッドプール』(2016年)
ヒーロー映画なのに毒舌と下ネタ満載。映画ファンをイジるメタネタで爆笑。 - 『ジョジョ・ラビット』(2019年)
ナチス時代をブラックユーモアで描いた斬新な作品。かわいい子役と妄想ヒトラーのギャップが最高。 - 『スリー・ビルボード』(2017年)
シリアスだけど皮肉な笑いが散りばめられたドラマ。ブラックジョーク好きにおすすめ。 - 『ズートピア』(2016年)
動物たちの世界を舞台にした社会風刺コメディ。子ども向けに見えて、大人ほどクスッとできる。 - 『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018年)
映像革新と笑いのテンポ感が絶妙。思わずニヤける小ネタの宝庫。
😱 夜に観ると眠れなくなる!ホラー映画ベスト3
- 『ゲット・アウト』(2017年)
「彼女の実家に行ったら何かがおかしい…」という違和感から始まる社会派ホラー。怖さと同時に考えさせられる。 - 『クワイエット・プレイス』(2018年)
「音を立てたら即死」というルールの緊張感。静寂の中で心臓がバクバク。 - 『ミッドサマー』(2019年)
昼の光の中で進む異様な祭り。暗闇よりも太陽が怖いと感じる新感覚ホラー。
🍿 映画ファン“あるある”小ネタ集
- 「アベンジャーズ/エンドゲーム」を映画館で観て、観客全員で拍手した経験 → あの一体感は二度と忘れられない!
- 『君の名は。』の上映後、「君の名は?」と聞かれて冗談を言う友人が全国に大量発生。
- 『ミッドサマー』を観た人が口を揃えて「トラウマになった」と言う → でもつい人に勧めちゃう。
- 『ラ・ラ・ランド』を観たカップル、半分は「最高!」もう半分は「切なすぎる…」と気まずくなる。
- 『スパイダーバース』を観て、急に漫画風フィルターで写真を撮りたくなる。
📌 まとめ
ランキングで振り返ると、2016〜2020年の映画は「泣ける・笑える・怖い・感動する」がバランスよくそろった黄金期でした。
特にMCUを筆頭としたアクション映画の盛り上がり、新海誠作品の世界的ヒット、そして社会派ホラーの台頭は、まさに時代の象徴です。
「今日は泣きたい?」「笑いたい?」「ちょっとスリルを味わいたい?」
その日の気分に合わせて、この5年間の名作を観れば間違いなしです。

